令和6年5月26日(日)防府市武道館にて、主催:護心流拳友会・長迫道場 第31回フルコンタクト空手チャレンジマッチが開催された。この大会に山口有永道場から松永 悠聖選手(小学4年生男子)、西本 陸選手(小学4年生男子)、神宮 陽樹選手(小学5年生男子)、岡部 瀬那選手(小学4年生男子)、重田 葵月選手((小学4年生女子)の5名が出場し、それぞれの持ち味を出して熱戦を繰り広げた。

級や空手歴を参考にした4名のトーナメントまたは3名のリーグ戦を行い、全ての選手が2試合できるように考慮されている。出場者全員にメダルが授与されるのも、子供たちにとって魅力だ。

主催者の金谷先生と長迫先生は、試合経験が浅い子供やなかなか勝てない子供にも、がんばる喜びを知ってもらいたい、そして指導者や保護者には、たとえ負けても叱るのではなく、がんばったことを褒めて伸ばしてあげて下さいと呼びかける。近年、スポーツ界では勝負偏重の弊害が指摘され、過度な練習や叱り続けることが子供たちの成長に悪影響を与えると訴える指導者やスポーツ選手も出ているが、なお悪しき伝統も散見される。この大会も、そこに一石を投じている。

山口有永道場出場者結果:松永 悠聖(銀メダル)、西本 陸(銀メダル)、神宮 陽樹(金メダル)、岡部 瀬那(銀メダル)、重田 葵月(銀メダル)

早朝、5名の子供たちが集合して、試合に備えた。仲間が集まり、笑顔を見せる
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ウォーミングアップでシャドーをする子供たち
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ウォーミングアップで、ミットに廻し蹴りを叩き込む!
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吉田先生も応援に駆けつけてくれ、不安そうな子供たちを励ましてくれた(^^)
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試合前の重田選手にアドバイスする吉田先生。後ろに佐本先生も控える。
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重田選手の初戦、体格の優る相手と果敢に打ち合う。時に回りこみペースを握る場面もあったが、僅差の判定負けだった。ここから気持ちを切り替えて次戦に臨み、突きの連打で快勝した。

ハジメ君、キスケ君、ヒナタちゃんも応援に来てくれた(^^)
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隣の会場でバスケの試合を控える道場OBの吉田 心君(写真左)が、チームメイト(写真右)と挨拶に来てくれた。森川先生と一緒に!
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試合を控えて緊張する西本選手を、仲間たちが励ました。初戦、実力者に破れ意気消沈したが、気持ちを奮い立たせて次戦に臨み勝利した。
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吉田先生と試合を待つ神宮選手
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神宮選手は初戦、決勝戦ともに重たい突きで前に出続けて優勝した。日頃の稽古に真剣に取り組む成果が出た!

稽古熱心な岡部選手だが、試合は緊張するようだ。兄のトウヤ君と試合を待つ
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岡部選手は得意の早い突きからの廻し蹴りと左右のステップを駆使して決勝戦に進んだが、ここで惜敗した。

リラックスして試合を待つ松永選手
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松永選手は直突きの連打と右上段廻し蹴りで果敢に打ち合うも、僅差で初戦を落とした。だか気持ちを切り替えた次戦は、持ち味を生かして勝利した。

大会終了後に、選手を中心に。みんなよく頑張りました(^^)
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途中、心が折れかけた子供もいたが、出場者全員が出来ることをやりきった。今日は全員が100点だ。明日から集中する時間を少しずつ延ばして、自らを高めるとともに、後輩たちの手本になれるように頑張ろう!
選手の皆さん、大変お疲れ様でした。応援に駆けつけてくれた皆様、保護者の皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を主催された長迫先生、金谷先生はじめ関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。 押忍