令和6年1月28日(日)ニューピアホールにて、主催:サステイン プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOT Vol.1 が開催された。この大会に山口有永道場から、HAMMER KATU選手、麻生Leg Lock祐弘選手、堀澤 義紀選手の3名が出場した。

バンタム級 5分2R 永井 奏多(TRIBE TOKYO MMA) VS HAMMER KATU(有永道場 Team Resolve)

2023年度新人王決定トーナメント決勝戦ストロー級 5分2R(延長1R) 根井 博登(千葉・パラエストラ柏) VS 麻生Leg Lock祐弘(有永道場 Team Resolve)

トライアウト フライ級 3分2R 鈴木 真生(MMA Rangers Gym) VS 堀澤 義紀(有永道場 Team Resolve)

会場入りして脇坂君、上田先生とポーズを取る麻生選手(写真中央)
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有永道場 Team Resolve から最初にケージに入ったのは、麻生選手だった。試合開始直後、タックルから引き込み、得意の足関節技をセットする。根井選手が冷静に対処して膝を抜くと、麻生選手が再び足関節を仕掛けてヒールホールドを狙う。根井選手がここも上手くディフェンスし、上からパウンドの連打を落とすと、たまらずレフリーがストップした。無念のTKO負けとなったが、新人王決定トーナメント準優勝は立派だった。勝った根井選手は、まだ高校生。これからの飛躍が期待される逸材だ。

試合直前のHAMMER選手。表情が引き締まってくる!
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HAMMER選手は、若きテクニシャン永井選手と対戦した。HAMMER選手の一撃入魂の豪腕が上か、それとも永井選手のテクニックとスピードが優るか注目された。1ラウンドから緊張感あふれるスリリングな展開になる。プレッシャーをかけながら前に出るHAMMER選手に、フットワークを使いながらケージを大きく使う永井選手が早いジャブと右カーフキックをヒットさせる。永井選手がパンチと蹴りを放った直後に、HAMMER選手が強烈な左右のフックを放ち連打を許さない。終盤、HAMMER選手が追い詰める場面もあったが、有効打の数でこのラウンドを永井選手が制する。続く2ラウンドも同じ展開となる。後半、ハンマーパンチを振り回しながら、ガンガン前に出るHAMMER選手だったが、永井選手が序盤からコツコツ当てたカーフキックが出足を鈍らせたのか、クリーンヒットを許さなかった。1ラウンド、2ラウンドともに制した永井選手が、3-0の判定で勝利を飾った。一歩及ばなかったHAMMER選手だが、全力を尽くす姿は見ている者を熱くした。

控え室で気合を入れる堀澤選手
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リーチに優る鈴木選手が打撃戦を優位に進めると、堀澤選手がパンチに合わせてタックルに入る。組んでからも引き出しの多い鈴木選手が主導権を握るが、1ラウンド後半に堀澤選手が両足タックルでテイクダウンに成功する。上からパウンドを落とす堀澤選手だったが、鈴木選手が三角絞めをセットする。ここで1ラウンド終了。続く2ラウンドも鈴木選手がペースを取る。中盤、鈴木選手のパンチで堀澤選手が、目尻をカットしドクターチェックが入るが、試合は続行された。再開後、堀澤選手が片足タックルでテイクダウンを奪ったが、鈴木選手が再び三角絞めの体勢を作る。ここから堀澤選手が強引なバスターを試みるが、三角の体勢のまま鈴木選手が上を取り、パウンドを連打したところで、レフリーが試合を止めた。いつものように熱き闘いを繰り広げたが、無念のTKO負けとなった。

前日計量をパスして、ポーズをとるHAMMER選手と麻生選手。道場では若手を引っ張る、良き先輩だ!
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激戦後に悔し涙を流すHAMMER選手。敗れはしたが、稽古で培った物をケージで出し切った。
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会場入り後に笑顔を見せる3選手
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ゴッツさん(堀澤選手)、セコンドとともに、いざ出陣!
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今大会も上田カイロプラクティックの上田先生が、選手のケアを引き受けてくれた。選手にとって心強い存在だ。
HAMMER選手を調整する上田先生
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試合を終えて、根井選手と健闘をたたえあう麻生選手
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同じく激闘の後、健闘をたたえあう永井選手とHAMMER選手。試合をこなす度に、新しい絆が生まれる。
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麻生選手の試合後に、控え室にて
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今大会も道場一丸となって臨んだ。結果は出なかったが、選手のみならずセコンド、応援隊、道場にとっても、さらに前進するための貴重な経験になった。

麻生さん、カツ君、ゴッツさん、熱き闘いをありがとうございます。まずはしっかり休んで、ダメージを抜いて下さい。引率された宮崎先生、選手のケアをされた上田先生はじめセコンド、応援隊の皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を運営された修斗関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。