令和5年12月3日(日)KDDI維新ホールにて、主催:TORAO NATION STATE 認定:修斗コミッション プロフェッショナル修斗公式戦山口大会 TORAO 31 が開催された。この大会に山口有永道場から、麻生Leg Lock祐弘選手(祐の字のネは示)とHAMMER KATU選手が出場した。また毛利道場から、毛利 昭彦選手と上瀬 あかり選手が出場した。

麻生選手は判定勝ちを納めて、新人王決定トーナメント決勝戦へと駒を進めた。HAMMER選手は2ラウンドで、またしても衝撃のTKO勝ちを上げた。毛利道場の毛利選手は惜しくも判定負けとなったが、上瀬選手が快勝して、存在感を示した。

・ 2023年度新人王決定トーナメント ストロー級 (-52.2kg) 5分2R 麻生Leg Lock祐弘(有永道場 Team Resolve) VS 梅木 勇徳(パラエストラ千葉)

・ バンタム級 (-61.2kg) 5分2R HAMMER KATU(有永道場 Team Resolve) VS 藤川 智史(総合格闘技道場 ARMS)

・ フェザー級 (-65.8kg) 5分2R 毛利 昭彦(毛利道場) VS 児山 佳宏(パラエストラ松戸)

・ 女子アトム級(-47.6kg) 5分2R 上瀬 あかり(毛利道場) VS 檜山 美樹子(ナゴヤファイトクラブ)

勝利を挙げて、ガッツポーズをとる麻生選手!
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1R:麻生選手の足関節技を警戒して、梅木選手が間合いに入らない。麻生選手は得意の足関節の体勢に入るべく、タックル・イマナリロール・ドロップキック・側転などで足を狙うが、これらを防いだ梅木選手は、距離をとり続ける。猪木・アリ状態からも、お互い次の展開を作れなかったが、このラウンド終了間際に麻生選手が寝技に持ち込むと、マウントを奪いパウンドを落とす。1Rは麻生選手が取る。

2R:このラウンドも足関節を狙う麻生選手から、梅木選手が離れる展開になる。後半に入り麻生選手が足を取ると、梅木選手がケージに押し付けて防御するが、そこから有利なポジションを取れない。麻生選手が下からパウンドを浴びせて、このラウンドも積極性で上回った。やや消化不良の感もあったが、足関節だけではないことを証明した麻生選手が、新人王決定トーナメント決勝戦へと進んだ!

試合前の撮影に臨むHAMMER選手。見事にビルドアップされた体が、ここまでの激しい稽古を物語る。
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1R:プレッシャーをかけるHAMMER選手に、藤川選手が上手くローを入れる。やや大振りのHAMMER選手の先手を取り、藤川選手のパンチがヒットする。藤川選手のタックルを切り、寝技には行かせないHAMMER選手だったが、藤川選手が打撃の有効打で上回り、このラウンドを取る。

2R:後が無いHAMMER選手は、さらに圧力を強めて前に出て、ガードの上からも強烈なパンチを浴びせる。下がりながらも、パンチをディフェンスしていた藤川選手だったが、中盤に入り狙いすましたHAMMER選手の右フックがクリーンヒットして、藤川選手がダウンする。これ以上は危険と判断したレフリーが、追撃の前に試合を止めた。逆転のTKOは、またしても戦慄のハンマーパンチだった!

今大会も上田カイロプラクティックの上田先生が、選手のサポートをした。
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アップを終えて、徐々にモチベーションを高める両選手。プロの大会で出場2選手が、勝利を挙げる快挙だった!
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大智君も両選手を支えた。厳しい稽古の中にも、明るさを忘れない。それが強さの秘訣であり、結束力を深める!
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グローブをチェックしてもらい、いざ出陣!足関節技にこだわるが、今大会では足関節だけではないところを、奇しくも証明した!
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試合を終えて、師匠の宮崎先生と。決して器用ではないが、真面目に稽古に取り組み、着実に強くなった!
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側で支えた仲間たちと。闘いの中で築いた絆は、何事にも変えられない宝だ!
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家族や仲間たちの応援が、何よりも嬉しかったに違いない!
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会場のスクリーンが、勝利を上げた選手を映し出す!
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試合を終えて、道場の仲間たちと
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平岡君、麻生さん、おめでとうございます。この先、さらなる強者が待っていますが、さらなる高みを目指して下さい。宮崎先生はじめ、応援、運営にかかわった皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を運営された修斗関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。