神奈川の県立大学に再留学した友人(アフガニスタン人・JICAの留学生として山口大学を卒業・道場生)の家族(妻と3人の幼い娘さん)が、令和5年11月24日の夜、日本に入国しました。

アフガニスタンからイランに入り、在イラン日本大使館でビザ取得後に、日本に向かいました。

ご存知のようにアフガニスタンでは、女性の行動が制限されているため、アフガニスタンからイランへは、友人の父親が連れて行きました。

イランからの出国時にトラブルが起こることも多いと聞き、友人が日本からイランに入国して、家族5人で日本に入りました。お陰様で、大きなトラブルもなく無事に日本に入ることが出来ました。

もちろん、奨学金だけでは暮らせないため、アルバイトをしながら勉強を続け、卒業後の自立を目指します。

都市部の家賃は高く、敷金・礼金の負担も大きいのが問題でしたが、今まで住んでいたアパートの大家さんが、事情を考慮して、条件の良い住まいを提供してくれました。

ここまで、本人が出来る限りの努力をしてきました。それが一番ですが、回りの方々の協力が無ければ、日本での生活のめどは立たなかったと思います。

これからの課題がありますが、友人が日本で家族と暮らせることを心から嬉しく思います。

国際社会、メディアの注目はアフガニスタンからウクライナ、そしてガザへと移っています。理不尽な状況下に陥り苦しんでいる人が、各地に数多くいることを、まずは知ることが大切だと思います。一個人で出来ることは限られますが、より多くの人が真実を知れば、世論が状況を動かすかもしれません。

道場でともに汗をかいた仲間の状況を、報告させていただきました。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。