・明日、7月29日(土)の稽古は維新公園武道館にて、PM7:00~PM9:00で行います。

・井上尚弥選手とスティーブン・フルトン選手の試合の感想を書いてみます。まず評価したいのが、フルトン選手の実力です。フルトン選手だから、8ラウンドまでもったと思います。特にディフェンス力が、素晴らしかった。負けて、このように思うのは、井上選手の実力が突出しているからでしょう。
多くの人が思ったように、私もすべての局面で井上選手が有利だと思っていました。フルトン選手の勝機があるとすれば、井上選手にボクシングをさせないこと。リゴンドー選手のように完全にアウトボックスして、打ち合いになればクリンチに徹する。ブーイングを受けようとも勝ちに徹する。そうすれば、判定勝ちもあり得るかもしれないと、少しだけですが思っていました。色々な仕掛けがあったとしても、あの距離で戦ったのは、自分の技術に自信があったのでしょうし、勇気があるボクサーだと思います。
試合が始まって1・2ラウンドを見た時点で、KOかどうかは分からないにしても、井上選手の勝ちは、ほぼ動かないと確信しました。フルトン選手がジャブで踏み込めないのに対して、井上選手の踏み込みは大きくて速い。『ジャブの差し合いを制した』とメディアは書いていますが、あれはジャブと言うより、ほぼすべてが左ストレートだと思います。本人が何と言うかは分かりませんが。フルトン選手が取ったと言われる7ラウンドも、主導権は渡さなかったように見えました。フルトン選手のもっとも大きな見せ場は、このラウンドだったのは確かでしょうが。
8ラウンドは、開始の探り合いを見て、フルトン選手の動きが鈍ったのが分かりました。消耗して反応スピードが落ちたように見えました。7ラウンドの動きが良かっただけに、考えがあったのかもしれませんが、井上選手の攻撃で徐々に削られたように見えました。。上下に打ち分ける井上選手の鋭いコンビネーションは、いかにディフェンスが良くても強打の被弾を避けきれません。
まさか日本からこんな優れた選手が出るとは、20年前は思ってもみませんでした。井上選手がさらなる高みに達するのが楽しみです。