令和4年5月22日(日)宇部市武道館にて、主催:中国アマチュア修斗委員会 認定:日本修斗協会 アマ修斗(一般・初級・ビギナー・児童・組技)が開催された。この大会に山口有永道場(有永道場 Team Resolve)から以下の9名の選手が出場した。そのうち3名はグラップリングトーナメントにも出場した。参加者全員がこの日に向けて稽古に励み、素晴らしい試合を見せてくれた。

堀澤 義紀 アマチュア修斗ルーキートーナメント フライ級/ビギナーグラップリングトーナメント フライ級:アマ修斗では2回戦でアームロックによる一本負けを喫したものの、初戦はゴッツさんの異名どうりの闘志あふれるファイトで会場を沸かせた。頭部のダメージを軽減するためにパンチのディフェンスが課題だろう。グラップリングは決勝戦で判定負けしたものの、初戦・決勝戦ともにパワフルな攻防を見せた。

上田 翔太 アマチュア修斗ルーキートーナメント フライ級:初戦で腕十字固めによる一本負けだったが、入門から急激な成長を見せている。この意義ある敗戦からの悔しさを今後の稽古に生かせば、大化けするのではないか。

江山 慶一 アマチュア修斗ルーキートーナメント フェザー級:決勝戦こそ腕十字固めで一本負けしたものの、初戦・2回戦のパンチのタイミングの取り方は非凡なものがある。入り際の上段廻し蹴りも素晴らしかった。今後の活躍が期待される。

藤崎 陽平 アマチュア修斗ルーキートーナメント フェザー級/エキスパートグラップリングトーナメント フェザー級:アマ修斗では課題だったレスリング力が強化され、得意の柔術が生かされた。打撃の攻防でも主導権を握る場面が見られた。2回戦で僅差の判定負けだったが、初戦では総合力を生かし、内ヒールホールドで一本を奪った。グラップリングでは無念の初戦敗退だったが、柔術指導員としての実力は道場の誰もが認めるところだ。

深野 貴之 ビギナー修斗 フェザー級ワンマッチ:1ラウンドでは打撃、組技ともに対応したものの、2ラウンドでタイミングよく逆突きをもらってしまい無念のKO負けだった。努力が実らないこともあるが、今までの努力は必ず糧になる。

秋村 昊 ビギナー修斗 ライト級ワンマッチ:高校生らしいはつらつとしたファイトを見せてくれた。終始積極的に動き続け、見事判定勝ちを収めた。今後、高校生たちの原動力になるだろう。

柴村 拓弥 ビギナー修斗 ミドル級ワンマッチ/ビギナーグラップリングトーナメント ミドル級:ビギナー修斗では、序盤から激しく打ち合った。2ラウンド終盤にラリアット気味の強烈なロングフックを決めて、目の覚めるようなKO勝ちを奪った。グラップリングでも荒削りながら持ち前の圧力の強さを生かし、初戦・決勝戦を判定勝ちし優勝した。若いだけに伸び白は十分だ。今後の飛躍に期待したい。

小山 丈太郎 キッズ修斗キッズ4トーナメント 28.0kg:初戦、打撃、組技ともに主導権を握り快勝した。決勝戦は実力者相手に見ごたえのある試合展開を作ったが、終盤にバックを奪われ惜しくも判定負けだった。

大津 隆政 ジュニア修斗男子トーナメント 36.0kg:初戦、離れた間合いから上中下の廻し蹴りで仕掛け、接近するとタイミングのいい下突きを打ち込む。相手選手はこれを嫌ってか四つに組んでくる。グランドになっても上手く対処し、スタンドに戻し打撃戦を狙う。終始ペースを握り判定勝ちし決勝戦に進んだ。決勝戦は接戦になったが僅差の判定負けだった。


試合前に笑顔を見せる小山選手(左)と大津選手。
DSC_0004
鋭い眼光の堀澤選手。気迫あふれるファイトとは裏腹に、誰もが慕うナイスガイだ!
DSC_0006
上田選手は無念の試合内容だったが、そのグラップリング力は千葉先生を驚かせた。
DSC_0007
佐藤ルミナ先生と打ち合わせをする宮崎先生。
DSC_0009
多くの道場生が裏方として大会を支えた。
DSC_0010

DSC_0011
いつも真剣に稽古に取り組む深野選手。
DSC_0012
柔術指導員の藤崎選手は、いつも明るく道場生を引っ張ってくれる。
DSC_0013
アマ修斗ルーキートーナメント フライ級で準優勝した脇 輝男選手(マスタージャパン山口宇部)は、バランスのいい戦いを見せて準優勝した。有永道場にも出稽古に来てくれる。
DSC_0014
江山選手(右)は山本先生(左)に、ボクシングの手ほどきを受けた。
DSC_0015
秋村選手は若者らしい積極的な動きを見せてくれた。
DSC_0016
柴村選手はアマ修斗1勝、グラップリング2勝の快挙だった!
DSC_0017
今大会もチーム一丸となり臨んだ!
DSC_0019
アップ終了後に選手全員で!
DSC_0035
準優勝した江山選手を囲んで。
DSC_0039
次の目標に向けて、さらに気持ちをひとつにしよう!
DSC_0040
小中学生は明るさを前面に試合に臨んだ。
DSC_0043

帰りの車中でゴンズジムの北川先生とキッズ修斗の意義についてお話した。たとえ負けても、結果が出ずとも、指導者や保護者が頑張ったことを褒めてあげることが子供たちを伸ばす。子供たちの成長のためには、決して無理な稽古をしてはならない。格闘技を楽しみ好きになってもらいたいと言われていた。これからの子供たちの競技に欠かせない方だった。

参加された選手の皆様、宮崎先生はじめ審判、係員を務めた宇部道場の皆様、大変お疲れ様でした。最後になりましたが、佐藤ルミナ先生はじめ関係者の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。